3月の1枚
溝口 肇
Hajime Mizoguchi The BEST WORKS
テレビ番組「世界の車窓から」のテーマソングで知られるチェロリストの溝口肇さん。とかじ歯科でかける音楽の常連アーチストの一人です。このCDは、溝口肇さんが今までにTV、CM、舞台のために制作した音楽のベストアーカイブス盤です。CD3枚組で全58曲218分を収録。CDをかけてみれば、きっとどこかで聞いたことのあるおなじみの音楽に出会うことでしょう。
溝口さんのコンサートへはじめて行ったのは今からもう10年以上も前のこと。サントリーの小ホールでした。溝口さんは交通事故の後遺症で不眠がちになった経験があり、その頃から心が安らかになってよく眠れるような音楽を作ってきたとのことでした。「ギターの神様、トランペットの神様など、○○の神様と言われるアーチストはたくさんいるけど、僕はチェロの神様ではなく、神様のチェロになりたい。神様のために音楽を奏でるチェロリストになりたいと思っている。」と話した言葉がとても印象に残り、好きになりました。そんな溝口さんの音楽は忙しい診療中、いつ聴いても心を和ませてくれます。