心に残る言葉6

つい最近まで高校生だった息子は、何がやりたいのかわからないと言って進路が決まらなかった。やりたいことが見つからないというのが、今の世代の若者に共通する悩みだという。
今回入院していた病院は大きなリハビリ病院であったためか、理学療法士を目指す数名の学生が異なる学校から実習に来ていた。通常2ヶ月の見学実習を2カ所こなさないと卒業できないらしい。国家試験を受けるためには、3-4年の間、専門学校か、大学で学ばなければならない。驚いたことには、すでに入学するときに理学療法士になるのか、作業療法士になるのか、言語聴覚士になるのかを決めて受験しなければならない。彼らは、将来の明確な目的を持って学んでいるだけあって、学ぶ姿勢が明らかに一般の大学生とは異なっていた。朝9時から5時まで毎日来て、自分から進んで見学させてくださいと言ってくる。目的が明確だと、こうも違ってくる物なのか。自然と応援したくなった自分がいた。病棟においてあった1冊の本にあった言葉を彼らに贈りたい。

「まずは、やりたいことに、思いっきり熱中してしまうことだ。すべてはそこから始まる。

やりたくない事はなかなか上達しないが、やりたい事は確実に上達する。

そして、好きなことに熱中しながら、たくさんの経験重ねながら、自分の身につけてきた知識と技術が、他人の役に立ち始めたとき、自然に結果やお金がついてくるようになる。

大人が真剣に遊び(学び)続けると、それが仕事になる。

自分のやりたいことで、いい仕事をすること。
それが、一番世の中のためになる。」

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