香港金融セミナー

香港金融セミナー

いつかは仕事が出来なくなる日が来る。これまで老後のことなど考えたことがなかったが、いつ自分はリタイヤしたいのか、どのように過ごしたいのかを考える機会を得た。どのように過ごしたいのかを考えると、それを実現するためにはどれだけの貯蓄が必要なのかが出てくる。これまで保険と年金をあてにしていたため、現在の貯蓄額はゼロである。もっと早く考えるべきだったのかもしれないが、後悔先に立たずである。今回私の友人で、ライフプランナーでもある石野さんに相談したところ、大変あきれられて、「少しは勉強した方が良いよ」と勧められたのがこれ。金融マーケットとして最も注目されている香港の視察セミナーである。

IMG_6344.jpg 成田空港から9時55分発のJALで香港に向かう。
IMG_6571.jpg 成田から約4時間で香港国際空港に到着。香港というと、ネオンに輝く九龍の繁華街のビルの間近を飛行機がかすめ飛んで空港に着陸というイメージだったが、それは中国返還前の昔の話。ランタオ島沖の小島と岩礁を埋め立てて1998年に新空港が完成し、今はすべてそちらに移っている。
IMG_6354.jpg 空港からは電車、バス、タクシーを利用して、 九龍半島や香港島へと入る。
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IMG_6519.jpg 2階建てのバスはかつてここが英国領だったことを思い起こさせる。路面電車(トラム)が走っているところもある。
香港の物価は安い。タクシーは初乗り200円、電車もひと駅50円ほどで乗れる。
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IMG_6465.jpg 香港は平地がほとんどなく、地震が無いため、マッチ棒のように細くて長いビルが乱立した街だ。足下の狭い路地には大きな看板と食品を売る屋台が並ぶ。
左は香港警察署のビル。金融ビジネス街のある香港島からは地下鉄、タクシーのほか、船でも大陸側の九龍サイドに渡ることが出来る。
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 チムサアチョイの広東通り(上)とそこにあるスイーツの有名店「糖朝」で夕食をとる。日本の高島屋系列のお店にも支店があり、スイーツの他、麺、粥、点心などが充実しており、香港でも行列のできる人気のお店だ。
4人テーブルで15品くらい頼んで、ビールも飲んで食べきれないほどお腹一杯食べてひとり1500円は破格だ。もちろん味はどれも美味しい。
腹ごしらえが終わったら、夜景を楽しむために港に面したホテルのラウンジで一杯。
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IMG_6414.jpg 外は蒸し暑いので、ホテルのラウンジで夜景を楽しむのが正解。生バンドの演奏も入ってなかなかいい雰囲気だ。
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IMG_6410.jpg 石野さんを除くと、セミナー受講生の人たちとは初対面だったが、話もはずんで楽しいひとときを過ごすことが出来た。左の女性は写真写りが違うので、おや?と思ったが、福岡でモデルをしている人だった。
IMG_6436.jpg 明日からは天気がくずれそうなので、香港島のビクトリアピークに登って上からも夜景を楽しむことにした。
ケーブルカーの駅。
IMG_6443.jpg 有名な香港の夜景スポットだけあって、眺めは抜群にすばらしかった。
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翌日は1日セミナーを受講。セミナー会場のあるリッポーセンタービルは数あるビルの中でも変わった外観をしている。(左写真中央のビル)
まず最初はオートバイレースで有名な英国のマン島に本社がある老舗の保険会社「フレンズプロビデント社」。210品目にも及ぶ金融商品を扱っている。
セミナーでは特別行政区香港の税制の特徴と、なぜ英国で保険会社が発展したのか、投資家保護制度などについての説明があった。
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IMG_6485.jpg 次に訪問したのが、個人投資家向けにポートフォリオ構築サービスを行なうアテナベスト社 。社長のジャーマン氏と。
下は香港でもベスト3にはいる運用アドバイザー、ポール氏による2010年の経済見通しの講演の様子。
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景気低迷で日本国内では暗い話ばかり。こうして世界に目を向けてみると、まだまだ元気の良い市場が残っている。もう日本国内だけで資産運用している時代ではないのだというのが、今回の研修で学んだことだ。

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