ナラティブ・ベイスド・メディスンの実践　その３

歯界展望の雑誌にナラティブ・ベイスド・メディスンの実践を書き始めて１年がたってしまった。はじめはこんなに長く連載するつもりではなかったのだが、いざ執筆をはじめてみると、いろいろとわからない部分がでてきたり、理解が足りなかった部分が出てきて、カウンセリング研究所の講義のノートを読み返したり、新たに書籍を購入して読んだりすることになった。
結局休日はほとんどこれに時間を費やすことになり、結果的には書くのに費やした時間よりも下調べの時間の方がずっと多くなってしまった。そして、本棚には面接や心理関係の本が１冊２冊と増えて、ひとつのコーナーが出来上がってしまった。
まだ書きたいアイデアはいろいろと出てくるのだが、ちょうど１年たったので、これで一つの区切りにしようと思い、今回で連載を終わりにすることにした。その最後の原稿の校正が本日終わり、ようやく肩の荷が下りた気分だ。これが本に掲載されるのは１０月になるのでちょっと気が早いですが、１年にわたり連載をお読みいただいた読者の方々には感謝申し上げます。