今回の入院はつらい経験ではあったが、普段の生活習慣の改善が不十分であったことがわかったし、健康であることのありがたみをつくづく感じた。病気とその後の復帰にともなう困難は本人にしかわからない精神力との戦いだと、三葉虫クラブの三船様からお見舞いのメールを頂きましたが、そう意味では本当の戦いはこれからだと思います。
その一方で、リハビリ病棟には、事故で手足を失った人もいて、そういう人に比べると自分は五体満足で、なによりもリハビリで歩けるように改善する可能性があることが幸せなことに思えます。そう思ったときに思い出す歌があります。作詞作曲が熊木杏里さんの「顕微鏡」という歌です。診療室でこの歌がかかると、なんとなく、顕微鏡で治療している自分と重なります。
♪ ねえ まわりには生きられるだけで幸せな
人がいること どれだけの人がわかってる
手があることで 自分だけではないものに
触れるということ どれだけの人が信じてる
止まっている時計で
あなたが想像してる
うそや見せかけでは人は はかれない
今日あったこと
言葉にできる?絵の具の色くらい
水平線の先まで 届くくらいの声で
ひとりかがみこんでる
自分だけが見える
あなたは顕微鏡で世界を見てる ♪
著作権の問題があるので、全部を見るには下記をどうぞ。アマゾンで一部試聴もできます。
http://j-lyric.net/artist/a0044cc/l0194f9.html
不思議な歌詞ですが、こういう詩が書ける彼女の感性にとても感心します。