魚市場見学(与論島旅行記その5)
与論島にも小さいけれど、魚市場がある。場所は与論島唯一の商店街がある茶花の茶花漁港。茶花には役場やスーパーマーケット、居酒屋をはじめコンビニもあるが、映画館やファーストフードのお店は無い。与論の若者にとって、マックやモスバーガーの話は禁句だそうだ。ゆえに沖縄のお土産で一番喜ばれるのがこれらのハンバーガーらしい。
魚市場では、平日の朝の8時半からその日水揚げされた魚の入札が行なわれる。競りは木片にチョークで値段を書いて箱に入れる形式だ。
モンゴウイカは4.3kgもあり、その大きさに驚いたが、大きいものは10kgにもなるそうだ。それに対して、マグロは小振りで、沖縄近海で主に水揚げされるのは20kg級の者が多いそうだ。ブダイにも青や赤、黄色などの色のバリエーションがあり、赤いものが高額で取引される
一番下の左は琉球サザエ。本土の者と違って棘が無い。右はシオガマという小魚。7−8月が旬ということで、大量に入荷していた。塩漬けにして酒の肴に最適。地元では数人で網に追い込む追い込み漁という方法で捕るそうだ。
番号順に1点ずつ入札が行なわれて30分ほどで競りは終わったが、この日は海が荒れていて入荷が少なかったので、全ての魚が売れて行った。