マルチチャンネルオーディオの世界
ここ最近の休日は、引っ越しに伴う部屋の後片付けに追われている。書斎に押し込められていたオーディオたちを広いリビンングルームに移した。これに伴い、念願だったマルチチャンネルでの再生をようやく実現できる事になった。
フロント部分はオリジナルノーチラス。窓からの景色を妨げないよう、ラックは5段のものから4段のものに変えて、部屋が広くなった分、チャンネルデバイダーは別ラックにした。スピーカーの前には出来るだけ広い空間を取るようにしたいが、都心の住宅事情からは望めるべくもなく、これがぎりぎり。これでも前のときから比べると、ずっとオーディオルームらしくなった。
リアスピーカーはソナスファベールのガルネリ オマージュ。後ろのシステムはマランツ7、マッキントッシュC22、マッキントッシュMC275の真空管アンプたちとガラード401レコードプレーヤー、FMチューナー、カセットデッキなどからなる。
マルチチャンネルの再生音は前後から音がくるため、音に包まれる心地よさを体験することが出来る。本当に気持ちがよい。一度経験してしまうと、いろんなマルチチャンネルSACDを聴いてみたくなる。2チャンネルだと音は前方からしかこないが、マルチは後ろや頭上から音が降ってくる。
システムの中核となるフロントエンドの部分。SACDプレーヤーはエソテリックのP-01。DAコンバーターは同じくエソテリックのD-01が4台。それぞれがフロントのL R のスピーカー、リアのL R のスピーカーに対応している。
エソテリックPー01をマルチチャンネル再生モードにして、マルチチャンネルのSACDをかけたところ。5.1CHが表示され、L R の他にC(センター)LS(左サラウンド)RS(右サラウンド)のランプがついている。
中央に絨毯を敷き、リスニングチェアーを置いた。あとはCDやレコードをしまうラックを設置してそれらを整理整頓すれば、リスニングルームが完成だ。