オーディオの話(その5)
レコードプレーヤーはガラード401にオルトフォンのロングアーム309にカートリッジはSPUのMONOとSTEROを使っている。これでJBL4344を鳴らしていた。
ロングアームは通常のものよりも針がよりレコードに対して接線方向になり、直線に近い動きになるため、音がいいとされている。
SUPのカートリッジシェル。根本のところで着脱が出来、別のカートリッジに簡単に交換できる。下の写真はSPU-Aカートリッジ。
メインスピーカーをオリジナルノーチラスに変えたのを機に、アナログプレーヤーも最新機を導入した。あのimmedia RPM-Revolutionである。RPMトーンアームにもうひとつ、グラハムのトーンアームを追加してツインアームにしたものだ。ガラードは置き場所が無くなったので、現在はレコードの山の中に埋もれている。
ガラードがダイレクトドライブだったのに対して、こちらはベルトドライブである。ガラードに比べてRevolutionは音に曖昧さが無く、音像がしっかりと再現される。ノイズの無いレコードだと、演奏されているのがCDなのかレコードなのか見分けがつかない。いや、個人的には同じソースをレコードとCDで聞き比べてみると、圧倒的にレコードの方が自分の好みなのである。
針はライラのタイタンをRPMにつけ、グラハムには同じタイタンのMONOをつけている。70-80年代に出ているアナログレコードはデジタル録音で音質のいいものが多い。これらのレコードを聴くと、”えっ、こんな音が入っていたの!”と昔の記憶とのギャップに驚かされる。
もちろん昔のレコードの中にも、針をおろしたとたん背筋がぞくぞくっと来るものがたまにある。そんな時は宝物を発見したような幸せな気分になれるのである。