オーディオの話(その4)
マランツ7のプリアンプとペアにしているのが、マッキントッシュの275パワーアンプだ。
真空管は前段に12AX7が3本、12AU7が4本、出力段にKT884本が使用されている。真空管はソケットに埋め込まれており、付け替えることが出来る。同じKT88の真空管でも、作っている会社によってその音色が変わるのでおもしろい。
今回復刻版で発売されたMC275パワーアンプ。実に4度目の復刻になる。それだけ根強いファンがいるということか。上のオリジナルと比較するとその違いが良くわかる。
暗い部屋で真空管の明かりを見ながら、水割り片手にしっとりとしたジャズを聴くのも楽しみの一つ。真空管とアナログレコードは上質の時間を過ごさせてくれる。
KT88の真空管ストックの山。マッキントッシュのオリジナルはGOLDLIONのものを使っているが、個人的にはGECの真空管の音の方が好きだ。
KT88のかわりにソケットが共通の6550の真空管も使うことができる。私がもっている6550はRCAのもの。6550はKT88よりも柔らかな音になり、ボーカルやクラシックを聞くときに使っている。
マランツ7が来るまでの間使っていたオリジナルのマッキントッシュC22真空管プリアンプ。マランツ7と同様、後に復刻版が製造されているため、区別のためこう呼ばれる。
C22の内部配線の状態。各配線はきちんとまとめられており、マランツ7に比べるとすっきりとしている。
C22の背面のパネルをあけて真空管を見たところ。